地元イギリス期待のドレイパーがバエスの途中棄権で初戦に勝利 [ウインブルドン]

写真はジャック・ドレイパー(イギリス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのジャック・ドレイパー(イギリス)が6-2 6-2 2-1とリードした時点で第2セット序盤に足を滑らせて負傷したセバスチャン・バエス(アルゼンチン)が棄権したため1時間14分で試合が終了した。

 同大会に2年連続6度目(2018年と19年の予選敗退を含む)の出場となる23歳のドレイパーは、2022年と24年に本戦で1勝ずつをマーク。第28シードで臨んだ昨年は、2回戦で自国の先輩であるキャメロン・ノリー(イギリス)に6-7(3) 4-6 6-7(6)で敗れていた。

 3月にATPマスターズ1000大会のインディアンウェルズでタイトルを獲得してトップ10デビューを果たしたドレイパーは前哨戦のロンドン(ATP500/グラスコート)で4強入りして世界ランク自己最高の4位に浮上し、初のトップ4シードでグランドスラム大会に臨んでいる。

 ドレイパーは次のラウンドで、ラファエル・コリグノン(ベルギー)を6-3 6-4 6-3で破って勝ち上がった2017年大会準優勝者のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

 そのほかの試合では第15シードのヤクブ・メンシク(チェコ)、第21シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)、第22シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)、ペドロ・マルチネス(スペイン)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、コランタン・ムーテ(フランス)らが2回戦に駒を進めた。

 前哨戦のハレ(ATP500/グラスコート)で2年ぶりの優勝を飾った第28シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)はムナールに4-6 6-3 6-4 6-7(5) 2-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

大会2日目◎7月1日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○5ペドロ・マルチネス(スペイン)2-6 6-2 6-4 6-2 ●6ジョージ・ロフハーゲン(イギリス)[WC]

○12コランタン・ムーテ(フランス)6-4 6-4 6-2 ●11フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)

○33ジャック・ドレイパー(イギリス)[4] 6-2 6-2 2-1 Ret. ●34セバスチャン・バエス(アルゼンチン)

○36マリン・チリッチ(クロアチア)6-3 6-4 6-3 ●35ラファエル・コリグノン(ベルギー)

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○39ジャウメ・ムナール(スペイン)6-4 3-6 4-6 7-6(5) 6-2 ●40アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)[28]

○41フラビオ・コボッリ(イタリア)[22] 6-3 7-6(7) 6-1 ●42ベイビット・ズカイェフ(カザフスタン)[Q]

○48ヤクブ・メンシク(チェコ)[15] 6-1 4-6 6-2 6-2 ●47ユーゴ・ガストン(フランス)

○51アルトゥール・カゾー(フランス)[Q] 6-3 7-6(6) 4-6 6-7(5) 6-1 ●52アダム・ウォルトン(オーストラリア)

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○54オーガスト・ホルムグレン(デンマーク)[Q] 7-6(4) 6-3 6-4 ●53カンタン・アリス(フランス)

○56トマーシュ・マハーチュ(チェコ)[21] 6-3 6-2 6-4 ●55ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

○59イェスパー・デ ヨング(オランダ)6-3 6-7(5) 6-7(7) 6-3 7-6(10-3) ●60クリストファー・ユーバンクス(アメリカ)

○61ダニエル・エバンズ(イギリス)[WC] 6-1 7-5 6-2 ●62ジェイ・クラーク(イギリス)[WC]

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写真◎Getty Images

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