2011年&14年大会女王クビトバが現役最後のウインブルドンをプレー「ここには最高の思い出が詰まっている」

写真は現役最後のウインブルドンを戦い終えてセレモニーでスピーチするペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第10シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2011年&14年大会チャンピオンのペトラ・クビトバ(チェコ)を6-3 6-1で下して好スタートを切った。

 第1セットで3-1とリードしたクビトバは3本連続でダブルフォールトを犯した第6ゲームでブレークバックを許し、第1セット中盤から7ゲームを連取して主導権を握ったナバーロが1時間で勝利を決めた。

 クビトバは今シーズン限りで引退(USオープンが最後の予定)する意向を表明しており、現役最後のウインブルドンを戦い終えた。

「今日は特別な感情もあったけど、それを乗り越えていいテニスができたことを誇りに思う」とナバーロは試合を振り返った。

「終盤はリターンがうまくいったと思う。サービスもかなりよかったし、今日の試合には満足している」

 ナバーロは次のラウンドで、ジュ・リン(中国)を6-3 6-2で破って勝ち上がったベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。

 試合後にはクビトバの功績を称えるセレモニーが行われ、「ここでもう一度プレーする機会を持てたのは私にとって大きな意味がある。この場所には私が望むことができる最高の思い出が詰まっている。ウインブルドンで優勝できるなんて夢にも思っていなかったのに、2度も勝つことができた。本当に特別なことだわ」と思いを語った。

「ウインブルドンが恋しくなるのは間違いないでしょう。テニスもファンも恋しくなると思うけど、人生における次のチャプターに進む準備もできている」

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写真◎Getty Images

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