今季までツアーレベルのグラスコートで未勝利だったタウソンが2022年大会女王ルバキナを倒してキャリア2度目のグランドスラム16強入り「凄く誇りに思う」 [ウインブルドン]

写真は2022年大会チャンピオンを倒して16強入りを決めたクララ・タウソン(デンマーク)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、第23シードのクララ・タウソン(デンマーク)が2022年大会チャンピオンで第11シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を7-6(6) 6-3で倒してベスト16進出を決めた。

 四大大会の本戦でプレーするのが16回目となる22歳のタウソンが同ラウンドを突破したのは、昨年のフレンチ・オープン以来でキャリア2度目となる。

 この日までルバキナがウインブルドンで21勝3敗と女子の出場選手中最高の戦績を誇っていたのに対し、タウソンは過去4度出場(2023年の予選敗退を含む)して本戦未勝利だった。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取したタウソンは第2セット第2ゲームで初のブレークに成功し、残りのサービスゲームをきっちりキープして2時間16分で勝利をもぎ取った。

 ルバキナは第1セット5-4からのレシーブゲームでセットポイントを2度握ったがチャンスを逃し、もつれ込んだタイブレーク5-3からのポイントで追い込みながらも取りきれなかった辺りからミスを重ねて流れを手放してしまった。

「今日は本当にいい試合ができた。今シーズンまで(ツアーレベルの)グラスコートで一度も勝ったことがなかったから凄く誇りに思うし、今日のプレーには満足している」とタウソンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「私のサービスは大きな武器だけど、強打してくるエレーナの1球目に何とか対応することを学んだことがカギだったと思う」

 タウソンは次のラウンドで、ダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles