サバレンカが変則プレーの37歳シグムンドに大苦戦も初優勝への望みを繋ぐ「本当に追い詰められた」 [ウインブルドン]

写真は逆転勝利で2年ぶり3度目の4強入りを決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が37歳のラウラ・シグムンド(ドイツ)に4-6 6-2 6-4で逆転勝利をおさめた。

 立ち上がりに2度連続で相手のサービスゲームを破ったシグムンドは追い上げられながらもワンブレーク差で第1セットを先取したが、苦労しながらも第2セットを取り返したサバレンカが第3セットで2度先行されながらも追いついた末に5-4からのレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして辛勝した。

 試合時間2時間54分は、ここまでの今大会で3番目に長い女子の試合となる。

 フォアハンドでもスライスを多用するシグムンドの変則的なテニスに翻弄されたサバレンカは最後まで苦戦を強いられたが、不屈の闘志で試練を乗り越えた。

「本当に追い詰められた。正直に言うと、第1セットのあとにチームがいるボックス席を見て『飛行機のチケットを予約しておいて』と考えていた。彼女(シグムンド)は今大会で信じられないような試合をした」とサバレンカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼女は賢いテニスをする。相手は必死に奮闘しなければならなくなる。ビッグサーブや強打があっても関係ない。走り回って勝利をもぎ取らなければならない」

 今シーズンのサバレンカはWTA1000シリーズ2大会を含む3勝を挙げているが、オーストラリアン・オープンとフレンチ・オープンではいずれも準優勝に終わった。

 サバレンカは2年ぶり3度目のウインブルドン準決勝で、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-1 7-6(9)で破って勝ち上がった第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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