キャッシュ/グラスプールがオープン化以降で初めてウインブルドン男子ダブルスで優勝したイギリス人ペアに

写真は男子ダブルスでグランドスラム初優勝を飾ったジュリアン・キャッシュ(イギリス/左)とロイド・グラスプール(イギリス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子ダブルス決勝で、第5シードのジュリアン・キャッシュ/ロイド・グラスプール(ともにイギリス)がリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)/ダビド・ペル(オランダ)を6-2 7-6(3)で振りきり栄冠に輝いた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したキャッシュ/グラスプールは第2セット4-3からブレークバックを許したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた最初のチャンピオンシップポイントをものにして1時間23分で同ペアでのツアー6勝目を母国のグランドスラム大会で勝ち獲った。

 イギリス人ペアがウインブルドンの同種目で優勝を飾ったのは、オープン化以降では初となる。キャッシュ/グラスプールはグラスコートの前哨戦3大会すべてで決勝に進出してロンドン(ATP500)とイーストボーン(ATP250)でタイトルを獲得しており、マッチ14連勝で四大大会初制覇を果たした。

 今大会でのキャッシュ/グラスプールは1回戦でバシル・キルコフ(アメリカ)/バート・ステフェンス(オランダ)を7-6(6) 6-4で、2回戦でヘンドリック・イブンス(ドイツ)/アルバーノ・オリベッティ(フランス)を6-3 6-4で、3回戦でギド・アンドレオッシ(アルゼンチン)/マルセロ・デモリナー(ブラジル)を6-3 6-4で、準々決勝で第2シードのハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)/ヘンリー・パッテン(イギリス)を6-4 4-6 7-6(10-8)で、準決勝では第4シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)を6-3 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 欠場者が出たため繰り上がりで出場が決まったヒジカタ/ペルは今大会で初めてペアを組んだが、3試合でマッチポイントを凌いだ末に決勝の舞台に辿り着いていた。

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写真◎Getty Images

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