2022年大会覇者ガルシアがフレンチ・オープン以来の試合で逆転勝利「ワイルドカードを貰えたのはうれしいサプライズだった」 [シンシナティ・オープン]

写真はカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、2022年大会チャンピオンのカロリーヌ・ガルシア(フランス)がソネイ・カルテル(イギリス)に5-7 6-4 6-3で逆転勝利をおさめた。

 5-5から2度目のサービスダウンを喫して第1セットを落としたガルシアはワンブレーク差で第2セットを取り返すと第3セットでも4-1とリードし、残りのサービスゲームをきっちりキープして2時間36分で試合を締めくくった。

 今季限りで引退する意向を表明している31歳のガルシアは世界ランクを200位まで落としており、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り初戦敗退に終わったフレンチ・オープン以来となる大会に臨んでいる。

「目標はできるだけ多くの基準とリズムを掴んでUSオープンに臨むことよ。ここシンシナティでワイルドカードを貰えたのはうれしいサプライズだった」とガルシアは試合後に語った。

「たくさんの選手たちといい練習ができたおかげで調子を取り戻すことができた。ひとつ勝ったからもう1試合できる。これだけでも大きな成果だわ」

 元世界4位のガルシアは次のラウンドで、第11シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元アメリカ勢は同士討ち1試合を含めラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のイバ・ヨビッチ(アメリカ)&ワイルドカードで出場したキャティ・マクナリー(アメリカ)とテイラー・タウンゼント(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、そのほかの6人は敗れた。

 ダニエル・コリンズ(アメリカ)が同士討ちでタウンゼントに4-6 6-7(2)で敗れたほか、レベッカ・スランコバ(スロバキア)が1セットダウンから巻き返してキャロライン・ドラハイド(アメリカ)に1-6 6-4 7-6(1)で競り勝ち、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)がアリシア・パークス(アメリカ)を6-4 4-6 6-0で振りきり、予選勝者のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)がアン・リー(アメリカ)を6-4 7-5で倒し、バルバラ・グラチェワ(フランス)がワイルドカードを得て参戦したケイティ・ボリネッツ(アメリカ)を6-4 3-6 6-3で破り、元世界11位で35歳のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)は予選勝者のエミナ・ベクタス(アメリカ)を6-4 6-7(6) 6-1で退けた。

 そのほかの試合ではベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、ワン・シンユー(中国)、カミラ・オソリオ(コロンビア)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、マリア・サカーリ(ギリシャ)、キンバリー・ビレル(オーストラリア)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、ルル・スン(ニュージーランド)、予選勝者のレオリア・ジャンジャン(フランス)、ラッキールーザーのユアン・ユエ(中国)、予選勝者のエラ・ザイデル(ドイツ)が初戦を突破した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles