優勝したウインブルドン以来の試合に臨んだシナーがタイトル防衛に向けて好スタート「初戦にしては上出来」 [シンシナティ・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が予選勝者のダニエル エライ・ガラン(コロンビア)を6-1 6-1で退けタイトル防衛に向けて好スタートを切った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シナーはこの試合が初戦だった。23歳のシナーは先月のウインブルドンで4度目のグランドスラム制覇を果たしており、連勝を「8」に伸ばした。

 7回あった自分のサービスゲームで僅か6ポイントしか落とさなかったシナーは第1セット第7ゲームであった唯一のピンチもセーブしてすべてキープし、合計5度ブレークに成功して59分で快勝した。

「試合は常に練習とは違うから、今日はどんな展開になるのかまったく予想できなかった」とシナーは試合後に語った。

「ここでのプレーはボールがよく飛ぶから簡単じゃないんだ。勝ち進みたいならスピードのあるサービスを正確に打たなければならい。今日は狙ったところに打てていたと思う。まだ改善の余地はあるけど、初戦にしては上出来じゃないかな」

 ディフェンディング・チャンピオンのシナーは次のラウンドで、セバスチャン・バエス(アルゼンチン)を7-5 6-4で破って勝ち上がった第30シードのガブリエル・ディアロ(カナダ)と対戦する。

 この日プレーしたシナー以外のトップ10プレーヤーは第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と第7シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)が3回戦に駒を進めたが、第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)はバンジャマン・ボンジ(フランス)に7-5 4-6 6-7(4)で逆転負けを喫した。

 そのほかの試合では第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第13シードのトミー・ポール(アメリカ)、第20シードのユーゴ・アンベール(フランス)、第23シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第25シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第28シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)、第31シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、予選勝者のアドリアン・マナリノ(フランス)とテレンス・アトマン(フランス)が2回戦を突破した。

 フォンセカから第1セットを先取した第17シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が第2セット終盤(フォンセカから6-7(4) 5-4)に棄権したほか第11シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がリンデルネックに7-6(5) 4-6 2-6で、第15シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)がアトマンに4-6 6-3 6-7(5)で、第19シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)はマナリノに3-6 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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