今季のグランドスラム決勝2連敗中だったサバレンカがセレナ以来のタイトル防衛に成功「あの厳しい教訓が役に立った」 [USオープン]

写真は大会連覇を達成したアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 7-6(3)で振りきり大会連覇を達成した。

 サバレンカが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、昨年の同大会以来でキャリア4度目(準優勝3回)となる。全米の同種目でタイトルを防衛したのは、2012年から14年まで3連覇を達成したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以来となる。

 2-2から2度目のサービスダウンを喫したあと4ゲームを連取して第1セットを先取したサバレンカは第2セット3-2と5-4からブレークバックを許したが、もつれ込んだタイブレークで6-1とリードすると3度目のチャンピオンシップポイントをものにして1時間34分で記念すべき四大大会マッチ100勝目をゲットした。

 アニシモワは13本だった相手を上回る22本のウィナーを決めたが、15本だった相手の倍近い29本(7本のダブルフォールトを含む)を犯した。

 ふたりはこれが10度目の対決だったが、6敗していたサバレンカが4勝目を挙げた。直近では7月にウインブルドン準決勝でプレーし、アニシモワが6-4 4-6 6-4で勝っていた。

 今シーズンのサバレンカはWTA1000シリーズ2大会を含む3勝を挙げていたが、オーストラリアン・オープンとフレンチ・オープンではいずれも決勝で敗れるなど四大大会無冠で今大会を迎えていた。

「クレイジーだわ。あの厳しい教訓がこの勝利に役立った。今は言葉が出ない…」とサバレンカは表彰式で語った。

「アマンダ、準優勝おめでとう。決勝で負けるのがどれだけ辛いか理解している。でもあなたならいつかきっと優勝できると信じて欲しい。あなたは素晴らしいテニスをしている」

 グランドスラム本戦プレーするのが23回目となる24歳のアニシモワが決勝に進出したのはキャリア2度目だったが、イガ・シフィオンテク(ポーランド)から1ゲームも奪えず完敗した前回のウインブルドンに続いて準優勝に終わった。

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写真◎Getty Images

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