サバレンカがUSオープン決勝以来の試合でスランコバに逆転勝利「リズムを取り戻すのは簡単じゃないと思っていた」 [武漢オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「Dongfeng Voyah武漢オープン」(WTA1000/中国・湖北省武漢/10月6~12日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がレベッカ・スランコバ(スロバキア)に4-6 6-3 6-1で逆転勝利をおさめた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、サバレンカはこれが2連覇を達成したUSオープン決勝以来の試合だった。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたサバレンカは2-1から2度目のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを3度破って1時間58分で勝利を決めた。

 5年ぶりに開催された昨年の大会で優勝したサバレンカは2018年と19年にもタイトルを獲得しており、同大会での戦績を18勝0敗とした。

「彼女(スランコバ)は特に第1セットで素晴らしいテニスをしていた。私にできることはあまりなかった」とサバレンカは試合を振り返った。

「(USオープン後に)少し休んでいたからリズムを取り戻すのは簡単ではないだろうと思っていたけど、第2セットで自分のプレーを見つけることができて本当によかった」

 サバレンカは次のラウンドで、ソフィア・ケニン(アメリカ)を3-6 6-3 6-1で破って勝ち上がった第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と対戦する。

 この日初戦に臨んだサバレンカ以外の上位シード勢は第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第5シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が揃って16強入りを決めた。

 そのほかの試合では第9シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第10シードのクララ・タウソン(デンマーク)、第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、リンダ・ノスコバ(チェコ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のイバ・ヨビッチ(アメリカ)、マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)、予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジャン・シューアイ(中国)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第12シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)がフレッヒに6-7(1) 1-4とリードされた時点で暑さによる体調不良で棄権したほか、前週の北京で準優勝を飾ったノスコバは第11シードの大坂なおみ(フリー)を7-6(2) 6-3で倒してシードダウンを演じた。

 3回戦ではガウフがジャンと、ペグラがアレクサンドロワと、パオリーニがタウソンと、ルバキナがノスコバと、ベンチッチが第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と、ヨビッチがシニアコバと、フレッヒは37歳のラウラ・シグムンド(ドイツ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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