ジョコビッチが激闘の末に今季2勝目を挙げるもATPファイナルズ欠場でムゼッティの繰り上がり出場が決定 [ATPアテネ]

写真は今季2勝目を挙げたノバク・ジョコビッチ(セルビア/左)と準優勝のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「VANDA PHARMACEUTICALSヘレニック選手権」(ATP250/ギリシャ・アテネ/11月2~8日/賞金総額76万6715ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に4-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめて今季2勝目を挙げた。

 グランドスラム優勝歴24回を誇るジョコビッチがパリ五輪を含むツアーレベルの同種目でタイトルを獲得したのは、5月のジュネーブ以来で通算101回目となる。

 38歳5ヵ月で成し遂げたジョコビッチは、1月にオークランドを38歳4ヵ月で制したガエル・モンフィス(フランス)を抜くATPツアー(1990年創設)の最年長記録を樹立した。

 1セットダウンから追いついたジョコビッチは第3セット3-2と5-4からブレークバックを許したが、2度目のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをラブゲームでキープして2時間59分で競り勝った。

「信じられなようなバトルで、3時間に及ぶフィジカル的に過酷な試合だった」とジョコビッチは激闘を振り返った。

「どちらが勝ってもおかしくなかった。素晴らしいパフォーマンスを見せたロレンツォを称えたい。この試合を勝ち抜いた自分を誇りに思う」

 23歳のムゼッティは残り1枠となっていた男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を巡るレースランキング(Race To Turin)で9位に終わったが、のちにジョコビッチが肩のケガを理由に欠場すると発表したため繰り上がりで大会デビューが決まった。

 先に行われたダブルス決勝では、第2シードのフランシスコ・カブラル(ポルトガル)/ルーカス・ミドラー(オーストリア)が第3シードのサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/ダビド・ペル(オランダ)を4-6 6-3 [10-3]で倒して今季のツアー3勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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