2022年9月に引退したフェデラーの殿堂入りが決定
アメリカ・ロードアイランド州ニューポートに拠点を置く国際テニス名誉の殿堂が公式サイトを更新し、2022年9月に現役生活を終えた男子テニス元世界ランク1位のロジャー・フェデラー(スイス)が2026年に殿堂入りすることが決まったと発表した。
2019年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を制したフェデラーは『生涯グランドスラム(キャリアを通じて四大大会全制覇)』を達成し、グランドスラム大会で合計20タイトル(全豪6回、全仏1回、ウインブルドン8回、全米5回)を獲得した。男子でこれを上回る記録を持つのは、24勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と22勝のラファエル・ナダル(スペイン)しかいない。
フェデラーはまたATPファイナルズに18回出場して6度栄冠(59勝17敗)に輝き、ATPマスターズ1000大会では28勝を挙げた。
22歳だった2004年2月に初めて世界の頂点に上り詰めたフェデラーは男子の最長記録である237週連続を含む合計310週に渡って世界1位として過ごし、2004年から2006年まで247勝15敗という驚くべき戦績を残して34のタイトルを獲得する過程でトップ10プレーヤーに対して24連勝をマークした。
名誉の殿堂メンバーに入る選手を決めるにはファン投票の結果を加味し、テニス記者や歴史家を含む公式審査員の投票で75%以上の支持を得る必要がある。
殿堂入りのセレモニーは2026年8月27日から29日にアメリカ・ロードアイランド州ニューポートにある殿堂で行われ、期間中にファンとの交流など様々なイベントを経て最終日に式典を迎える予定になっている。
今回の発表では選手部門で選出されたフェデラーのほか、元テニス選手でスポーツキャスター兼ジャーナリストのメアリー・カリロ(アメリカ)が貢献者部門で選ばれた。
写真◎Getty Images
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