ATPが2026年シーズンから新たな『ヒート・ルール』を導入すると発表

写真はロレックス上海マスターズ3回戦の試合中に医師のチェックを受けるオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)が月曜日に公式サイトを更新し、2026年シーズンから新たな『ヒート・ルール』を導入すると発表した。

 この新しい暑さ対策のルールはWBGT:湿球黒球温度(気温・湿度・日射・風の影響を総合的に考慮して熱中症の危険度を示す指標)に基づき、シングルスの試合中にWBGTが30.1度以上になった場合は第2セット終了後に10分間の冷却休憩を申請することができる。

 休憩中には冷却措置や水分補給をATPの医療スタッフによる指導で行い、選手は時間内にシャワーを浴びて着替えたりコーチングを受けることもできる。

 更に暑さが厳しくWBGTが32.2度を超えた場合、試合は中断される。

 このような暑さ対策は女子テニス協会(WTA)では30年以上前に導入しており、グランドスラム大会や国際テニス連盟(ITF)が運営するオリンピックのテニス競技でもそれぞれ独自に基準を設けている。

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写真◎Getty Images

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