もし経験がものを言うなら、セレナに強みあり [ウインブルドン]

 セレナもまた失うものはないが、得るものはたくさんある。アメリカのスーパースターは、すべての時代を通してのグランドスラム大会優勝回数の最多記録「24」に並ぶことを目指しているが、昨年には2度決勝で敗れていた。

 負けた試合のひとつはウインブルドンで、もうひとつはUSオープンで起きた。ニューヨークではセレナが3度のコード・バイオレーション(警告)を受け、劇的な最終セットとなった…。彼女は2度目の警告でポイントを失い、3度目のそれでゲームを失ったのだ。

 対戦相手の大坂なおみ(日清食品)がそのタイトルを勝ち獲ったのだが、セレナは火曜日にハーパーズ・バザー マガジンに掲載された記事の中で、あのときのコート上での自分の行為について大坂にお詫びを言ったのだと明かした。それは部分的に、そのエピソードをあとにして次の段階に移り、テニスに戻っていくためだった。

「特にあの大会では、私にすごく多くのことが起きていたの」とセレナは振り返った。

「だから、できることをすべてをやることで、常によりよい自分になろうと努力することが重要だった」

(APライター◎クリス・ルーリテ/構成◎テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
LONDON, ENGLAND - JULY 09: Serena Williams of USA during her victory over Alison Riske of USA during Day Eight of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 9, 2019 in London, England. (Photo by Visionhaus/Getty Images)

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