大坂なおみが2年ぶりに決勝の舞台へ、ブレイディの快進撃を阻止 [USオープン]
今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第28シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を7-6(1) 3-6 6-3で振りきり、2年ぶりの女王の座奪還に王手をかけたした。試合時間は2時間8分。
グランドスラムで大坂が準決勝を突破したのは、優勝した昨年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来で3度目となる。
フラッシングメドウに5年連続出場となる22歳の大坂は、2018年に日本テニス史上初めてシングルスでグランドスラムのタイトルを獲得。決勝では、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を6-2 6-4で倒して栄冠に輝いた。連覇に挑んだ昨年は、4回戦でベリンダ・ベンチッチ(スイス)に5-7 4-6で敗れていた。
この結果で大坂は、ブレイディとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。初対戦だった2014年10月のニューブラウンフェルズ(ITF5万ドル/ハードコート)の1回戦はブレイディが6-4 6-4で、2018年4月のチャールストン(WTAプレミア/クレーコート)の1回戦では大坂が6-4 6-4で勝っていた。
今大会での大坂は、1回戦で土居美咲(ミキハウス)を6-2 5-7 6-2で、2回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-1 6-2で、3回戦で18歳のマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-3 6-7(4) 6-2で、4回戦で第14シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を6-3 6-4で、準々決勝ではシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-3 6-4で破って4強入りを決めていた。
2020年シーズンの大坂は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる中断前の戦績が5勝3敗だったが、同会場で行われた前哨戦で準優勝とここまでの最高成績をおさめた。同大会では準決勝で左のハムストリングを負傷し、決勝を棄権していた。
大坂は決勝で、第3シードのセレナと元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)
※写真は大坂なおみ(日清食品/左)とジェニファー・ブレイディ(アメリカ)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 10: (L-R) Naomi Osaka of Japan taps rackets at center court with Jennifer Brady of the United States after winning their Women's Singles semifinal match on Day Eleven of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 10, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)
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