コリ・ガウフの魅惑のウインブルドンは、元世界1位に対し幕切れ
ガウフは元世界ランク1位のハレプを乗り越えられなかったが、世界55位で同胞のアリソン・リスク(アメリカ)は現世界ナンバーワンのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を3-6 6-2 6-3で下し、バーティの連勝を「15」でストップさせた。
「今、アッシュ(バーティ)はいいプレーをしている」とリスクは試合前に話していた。
「そして私もまたいいプレーをしていると思うわ」
それは、まぎれもない事実だった。
彼女は、今季のグラスコートでの戦績を14勝1敗とし、30度のトライでキャリア初となるグランドスラム準々決勝に進出したのだ。その準々決勝は、またもWTAランキングでトップにいた選手ーーセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に対するものだ。セレナは、ウインブルドンで14度目となる準々決勝に臨むことになる。
バーティは試合の第1ゲームを次のような形で取り、完璧な形で試合を始めたーー時速180kmのサービスエース、時速164kmのサービスエース、時速177kmのサービスエース、時速174kmのサービスエース。彼女は次のサービスゲームでも2本を決め、総じて12本のサービスエースを記録した。
しかしリスクは30対15とアンフォーストエラーの2倍のウィナーを決めるなど非常に堂々たるプレーをし、大会4度目のフルセットマッチをものにした。
「彼女のプレーには、多くのつけ入る隙はなかった。それだけよ」とバーティは試合後にコメントした。彼女はフレンチ・オープン優勝に続き、グラスコート前哨戦のひとつであるバーミンガムでもタイトルを獲得していた。
「今日、ことは私に有利な方向には進まなかった。私はテニスの1試合に勝たなかった。この世の終わりじゃないわ」とバーティは続けた。
「たった今はがっかりしているけれど、1時間くらいもらえれば私たちは大丈夫になる。明日、太陽は変わらず上るのよ」
火曜日に行われる女子の上半分のドローのほかの準々決勝は、第19シードのジョハナ・コンタ(イギリス)対バーボラ・ストリコバ(チェコ)だ。ドローの下半分の準々決勝のカードは、第8シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)対カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、ハレプ対ジャン・シューアイ(中国)となる。
ハレプは、勝ち残った選手の中でもっともシードが高い。というのもこの日、2度に渡ってサービスをキープすれば勝利という状況におかれながら、ムチョバに6-4 5-7 11-13で競り負けた第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がバーティに合流したのだ。ウインブルドンで2度優勝している第6シードのペトラ・クビトバ(チェコ)もまた、地元イギリスのコンタに6-4 2-6 4-6で敗れた。
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