母となり復帰したピロンコバが進撃を継続、コルネは初のグランドスラム8強入り逃す [USオープン]
今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、ツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)がアリゼ・コルネ(フランス)とのノーシード対決を6-4 6-7(5) 6-3で制し、同大会で初のベスト8進出を果たした。試合時間は2時間49分。
グランドスラムでピロンコバが4回戦を突破したのは、2016年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で4度目となる。
フラッシングメドウに4年ぶり12回目の出場となる32歳のピロンコバは、2012年のベスト16がこれまでの最高成績だった。ピロンコバは今大会が出産を経ての復帰戦となり、現在はランキングを失っている。
この結果でピロンコバは、コルネとの対戦成績を3勝1敗とした。最後の対戦は2011年3月のインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)の2回戦まで遡り、そのときはコルネが7-5 3-6 6-2で勝っていた。
今大会でのピロンコバは、1回戦でリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-2 6-3で、2回戦でオーストラリアン・オープン準優勝者で第10シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を7-5 6-3で、3回戦では第18シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-4 6-1で破って16強入りを決めていた。
現役最長となるグランドスラム54回連続出場を果たした30歳のコルネは、メジャー57大会目で初の準々決勝進出を目指していた。
ピロンコバは次のラウンドで、第3シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦する。セレナは4回戦で、第15シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-3 6-7(6) 6-3で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)
※写真はツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア/奥)とアリゼ・コルネ(フランス)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 07: Tsvetana Pironkova (R)of Bulgaria taps rackets at center court with Alizé Cornet (L) of France after winning their Women's Singles fourth round match on Day Eight of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 7, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)
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