線審にボールをぶつけたジョコビッチが危険行為で失格処分 [USオープン]

 記者たちと話すことなく迅速に会場から立ち去ったジョコビッチは、数時間後にソーシャルメディアに謝罪の言葉を投稿した。

「この状況に私は悲しみに沈み、空虚感を覚えています。線審の容態を尋ねたところ、幸いなことに彼女は大丈夫だと大会側が教えてくれました。彼女にこのようなストレスを与えてしまったことを、心から申し訳なく思っています。まったく意図したことではありませんでした。」とジョコビッチは述べた。

「失格に関しては、自分を振り返って失望に向き合う必要があります。そしてこの経験を選手として、また人間としての成長と進化の教訓としなければなりません。USオープンとそれに関わる皆様に、私の行為について謝罪します」

 ジョコビッチがプレーを続けることを許されべきだったと思っていたかと尋ねられたカレーニョ ブスタは、肩をすくめてこう答えた。

「まあ、規則は規則だ…。レフェリーとスーパーバイザーは正しいことをした。でもそれは、行うのが容易なことじゃない」

 全米テニス協会(USTA)はその後、フリーメル氏はジョコビッチを「グランドスラムのルールブックに則って失格にした」と声明を発表した。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はボールをぶつけてしまった線審を気遣うノバク・ジョコビッチ(セルビア)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 06: Novak Djokovic of Serbia tends to a lineswoman after inadvertently striking her with a ball hit in frustration during his Men's Singles fourth round match against Pablo Carreno Busta of Spain on Day Seven of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 6, 2020 in the Queens borough of New York City. Djokovic was defaulted from the match. (Photo by Al Bello/Getty Images)

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