オールイングランド・クラブがロンドンの医療従事者たちに苺を寄付

本来であればこの月曜日に開幕していたはずのウインブルドンが中止になったことで、ロンドンの医療従事者たちがささやかな恩恵を受けることになった。

 オールイングランド・クラブは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの最前線で働く医療関係の人々に、毎日200箱のストロベリー(苺)を寄付すると発表した。クラブはウインブルドンで使われるはずだった2万6000個以上のストロベリーを、彼らに届けるためにスタッフが準備中だと明かした。

「チャンピオンシップ(ウインブルドン)の2週間のはずだった期間に、献身的なイギリスの国民保健サービスに対するささやかな感謝の気持ちを示したいと思いました」とウインブルドンは説明した。

 今年のウインブルドンはパンデミックにより、4月1日に開催中止(戦争以外では史上初)が決まっていた。テニスでもっとも古い歴史を持つ同大会のキャンセルは、第二次世界対戦中だった1945年以来のこととなる。

 ウインブルドンとストロベリーの関係は曖昧だが、主なセオリーはタイミングに関するものだ。イギリスにおける苺のシーズンは、偶然にもテニス大会の時期と一致している。

 クリームは一緒に届けられないので、欲しい方はお好みでどうぞ…。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はウインブルドン名物のストロベリー&クリーム(Getty Images)

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