USオープンは無観客、予選なし、ダブルスのドロー削減で開催へ

 ツアーは今週中にも、再構築れた2020年テニスカレンダーを公表する予定になっている。ここまでテニスの最高レベルのツアーで40以上の大会がキャンセルされており、公式戦は8月初頭まで再開されないことになっている。その代わりにここ数週間は、世界各地でランキングポイントを与えないエキシビションマッチが行われている。

「この厳しい時期における初の世界的スポーツ大会を開催する責任が、非常に膨大であるということは認識しています」とUSTAの最高責任者(CEO)であるマイケル・ドース氏はクオモ知事の発表の直後に公布されたプレスリリースの中で述べた。

「我々はそれを、あらゆるリスクを軽減しながら可能な限り安全な方法で行います」

 アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」だけでも年平均7000万ドルに及ぶ国際的テレビ放映の契約がチケット販売や会場でのグッズ売り上げなどの損失を相殺し、すでにUSTAが100以上の役職を削減したことにもつながった不況に対処する助けになると判断し、USTAの理事会はUSオープンを決行しようと決めた。

「我々はテニスがソーシャルディスタンス(ウイルス感染を防ぐため人と人との間に物理的距離を保つ工夫)を保つのに理想的なスポーツであるということを披露することができるはずです」とドース氏は語った。

 クオモ知事は火曜日の会見を、「数字と事実の両面で吉報だ」という賛辞で始めた。その日、感染拡大が始まってからウイルスに関係する入院数がもっとも低くなったのだと彼は発表した。

 ジョコビッチは先週、COVID-19対策としてニューヨークとUSオープンで課される条件は「極端過ぎる」と発言した。

 セルビアの国営テレビ「RTS」のインタビューに答えたジョコビッチは、「僕が話した選手のほとんどは、USオープン出場についてかなりネガティブな考えを持っている」と語っていた。

 彼は先週末に、観客席を満杯にしてのエキシビションマッチを母国セルビアで開催していた。比較的被害の少ない国だったセルビアの政府は、先月にCOVID-19に関わる規制のほとんどを解除していた。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

写真◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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