関口周一プロが行うウォーミングアップメニュー_フィジカル・シリーズvol.09【本誌連動動画】



13|ランジ(4方向)






動作
ランジは一般的に前方向のみが主流ですが、これは4方向=「前」「後ろ」「斜め前」「斜め後ろ」と踏み込みます。注意すべきは膝。踏み込むときに膝が動かないようにして、身体がブレないようにします。また、広いスタンスも心掛けてください。踏み込む際は左右の足を交互に行います。

効果
試合中は前後の動きだけでなく、「斜め方向」に踏み込むこともあるので、ランジでも「前」「後ろ」「斜め前」「斜め後ろ」とさまざまな方向に応じて行います。ウォーミングアップから試合や練習での動きを想定してアップをしましょう。

14|片足ジャンプ



動作
アレーラインとサイドラインの間をジャンプします。グラグラするような不安定な着地にならないように、なるべく一回でピタッと止まるようにしましょう。ベースラインから始めた場合、サービスラインまで来たら、バック方向にも行います。

効果
今までのウォーミングアップで臀部の筋肉に刺激を入れたので、その筋肉を意識しながら一歩ずつていねいに行います。テニスは片足で踏ん張る場面も多いので、これも試合や練習を想定したものです。

15|反復横跳び(前後へ)




動作
サイドラインとアレーラインの間で、反復横跳びをするような感じで行うエクササイズです。しっかりとスタンスを保ったまま、いかに速くできるかが鍵。

効果
特に意識してほしいのは、ラインを踏むほうの足です。試合中の切り返しを想定したもので、踏み込んだ足のグリップ(地面をつかむような感覚)をしっかりと効かせるために効果があります。

16|クロスステップ(前後へ)




動作
同じくサイドラインとアレーラインの間で行うドリル。ライン間でクロスステップを行いながら、前方向に進んでいきます。こちらもサービスラインまで来たら、後ろ方向へ。このときにクロスする足は後ろになるので注意してください。

効果
左右に振られた際に、ポジションに素早く戻るためのクロスステップ強化です。これもテンポよく、速く行うように意識を持ちましょう。

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