CLOSE-UP_添田豪「32歳の継続力」

2017年、プロ転向から15年目のシーズンを迎えた。若い頃は自分のテニスのことだけを考え、世界ランクを上げることに躍起になっていたが、今は違う。年齢を重ね、経験を積み、家族を持ったことで、物事をいろいろな視点から見られるようになった。闘志も体力も衰えてはいない。向上心もある。自分らしくコツコツと――添田豪の逆襲が始まる。文◎牧野 正【2017年8月号掲載記事】
文◎牧野 正 写真◎小山真司、BBM
理想と現実と
聞きたいことがあると添田豪の車の助手席に座ったのは、もう9年前のことになる。当時の添田は23歳。プロ6年目に入り、目標でもあるトップ100が目前に迫っていた。ちょうど、こんな5月の時期だった。フレンチ・オープンの予選に出場できる世界ランクを持ちながら、スキップして帰国。ナショナルトレーニングセンターで汗を流した帰り道。
フレンチ・オープンに出なかった理由、意図を聞きたかった。「どうしてフレンチに出なかったの?」という言葉に多少の棘があったことは否めない。ハンドルを握りながら、添田が口を開いた。
「言いたいことは、わかります」
予選とはいえ、世界最高峰のグランドスラム大会。そこに挑戦できる権利があるのに回避した。もったいない。挑戦してほしかった。得意ではないクレーで勝算は低かったかもしれない。だが、そこで活躍するために日々練習し、戦い続けているのではないのか。
「どうしてもトップ100に入りたいんです。今とてもいい感じで来ているので、このチャンスを逃したくないというか。そっちの気持ちのほうが強くて…出ませんでした」
迷いのない答え。その口調からは自分の決断に対する責任とトップ100への想いがひしひしと伝わってきた。添田がトップ100を初めて切ることになるのは、それから3年後のことだった。
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