CLOSE-UP_添田豪「32歳の継続力」
――(取材前の)練習ではサービスを徹底的に行っていましたが。
「サービスはわからない部分がまだ多いんです。考えて打っている。ストロークは何となくわかるんですけどね。サービスの動作、身体の使い方…今まで感覚だけでやってきたので。それだと上には行けないし、終わったあとに人に伝えることもうまくできない。そういうことも意識し始めています。サービスが得意な選手に話を聞いたり、いろいろ取り入れながらやっています」
――そこも変わりましたね。
「いろいろなことを吸収するのが楽しいですし、それでうまくなれるのだったら、うまくなりきって終わりたいなと思います」
――伊達公子選手と話しているみたいになってきました。
「(伊達選手が)楽しんでやっているのはよくわかります。うまくなりたい、チャレンジすることが楽しいんだと思います」
――添田選手はいつまでプレーを続けるつもりですか?
「僕の場合は年齢や技術よりも体力ですね。1回戦、2回戦でヘトヘトになってしまっているようなら、もう生き残っていけないでしょう。決勝まで勝ち上がる体力、一週間、一年間を通して戦い続ける体力がないと。それでどうやっても勝てないと思ったら、これ以上は見込めないと思ったら、そこが辞め時かなと」
――そこはまだ自信がある?
「あります。体力の衰えを感じたことはないですし、これまで大きなケガもない。そこは自分の強みですし、まだまだ若い選手に負けたくない気持ちもありますから。気持ちをしっかり準備して、もっと頭を使って、年々テニスも変わってきているし、そういうところも勉強していけば、そんなに簡単には落ちていかないと思っています」
――デ杯への意欲は?
「ありますよ。日本という国が好きですし、もちろん出たいと思っていますが、そのためにはまず自分が選ばれる位置にいないと。みんなランキングが高いですから、そう簡単には選ばれないですよ(笑)」
そえだ・ごう◎1984年9月5日、神奈川県藤沢市出身。180㎝75㎏。3歳からテニスをはじめ、全国小学生大会、全国中学生大会に優勝。藤沢翔陵高では2年生とのきにインターハイ個人単複制覇。高校卒業後にプロ転向を果たし、07年オーストラリアン・オープンでグランドスラム大会デビューを果たす。08、09年と全日本選手権単優勝。日本デ杯代表としても長く活躍し、現在まで単23勝10敗、複2勝2敗の成績。自己最高世界ランクは47位(2012年7月23日付)。現在は108位(6月12 日付)。GODAI所属。昨年結婚し、2017年5月に息子が誕生して父親に
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