――この数年、世界ランクは100~150位にいますが、これについてはどう考えていますか。少しもどかしい?

「ここにいるのも結構たいへんですけど(笑)。もちろん上に行きたいですし、またトップ100に入りたいし、それができる気持ちもあります。ただ一方で今の位置をキープするのも、これまでみたいに普通にやっているだけでは難しくなってきている。年齢も含め、現実もしっかりと見て戦っていかないといけないので」

――上ばかりを見ていてはいけないと。

「上にトライするのも大事なことですが、チャレンジャー大会で結果を残すのも大事なことだと思います。自信と余裕ができるし、それが上で戦うときにつながりますから。結果も出ず、ランキングも下がりながら上に挑戦していくというのは、自分の中ではかなりリスクの高い戦いになります。それでは勝てないし、若いときはそれでもいいのかもしれませんが、今の自分には…」

――32歳という年齢に関しては?

「昔のドローを見ても、ほとんどみんなやめてしまいました。戦った選手たちがコーチになっているのを見ると、ああ(自分は)長くやっているなと思います」

――その秘訣は何ですか?

「一番は体力。人よりはあるのかなと。単純な体力はないんですけど、コツコツと同じことを繰り返す体力というか、気力、継続力ですかね。そこは我慢強いほうかなとは思います。コツコツやるのは嫌いじゃないんです。飽きないんです(笑)」

インタビュー当日は、伊藤竜馬(左)と練習

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