蝶間林利男_「シニアプレーヤーのカラダとこころの強化を考える」
鍛える前にちょっとアドバイス
カラダの“違和感”には素早く対応。
ショットの“違和感”には修正
いつまでも健康でテニスを楽しむためには、体力の維持・管理とポジティブな考え方を身につけることが大事だと思います。テニスは“もう一本、もう一本”と前向きに気持ちを高めながら勝利を目指すスポーツです。定年後のゆとりある生活をテニスとともに過ごすことで、身心ともにブラッシュアップして素敵な老後を過ごすことができるのではないでしょうか。
健康の維持・増進は誰もが望むものですが、まず第一に重要なのは身体内部に起こる“違和感”を感知し、素早くそれに対応することです。テニス競技力の向上も同じで、ショットの“違和感”を感知してそれを素早く修正し、よりよい形でプレーすることだと思います。『変化に適応する』ことは難しいですが、それが勝利に近づく秘訣で、健康にも通じるものだと思います。
テニスがもたらす効果と
ちょっとした注意点
テニスは、ストップ&ダッシュの連続で、持久力とともに呼吸循環系の「高強度インターバルトレーニング」であり、血管の弾性や第2の脳といわれる下肢の発達にも寄与し、血圧の安定にも貢献していると考えられます。
シングルスは相手に広いコートを走らされたり、逆をつかれたりする攻撃に耐え、自分を叱咤激励しながら勝利を目指して頑張ります。
ダブルスはパートナーとの連帯感を生み、ふたりで目標に向かって英知を絞って立ち向かっていくところが楽しいですね。この2つが相俟って終生テニスの魅力を倍加してくれるものと思いますが、基本的にいかに相手を崩すかが勝ちにつながっていきます。
しかし、昔鍛えた体力は月日とともに落ちていきます。道具を変えても、それほど大きな効果はありません。現在のラケットの材質は硬くて、丈夫ですので、肘や手首を守るためストリングスのテンションにはもっと気を使うべきだと思います。
また、トッププロのプレーを真似するのはとってもよいことですが、その際、自分にできることとできないことの弁別を図ることも重要です。彼らとは決定的に体力、練習量、質、センスが違っていますから…。
ケガをしないで、楽しいテニスを続けていきましょう!
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