ジョコビッチが世界1位在位期間でフェデラーを抜いて歴代トップに立つことが確定、歴史的快進撃のカラツェフは42位にジャンプアップ

写真はオーストラリアン・オープンで2度目の3連覇と自身の最多記録を更新する9度目の優勝を果たしたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

オーストラリアン・オープン決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて準優勝に終わったダニール・メドベージェフ(ロシア)は、ATPランキングでジョコビッチとラファエル・ナダル(スペイン)に続くキャリア最高の3位に浮上した。

 予選から勝ち上がってベスト4まで進む歴史的な快進撃で一躍脚光を浴びたアスラン・カラツェフ(ロシア)は、ランキングを72段駆け上がって42位にジャンプアップした。彼はプロ化以降の時代で、グランドスラム大会本戦初出場にして準決勝に至った初の男子選手となっていた。

 日曜日の決勝でメドベージェフを7-5 6-2 6-2で倒してグランドスラム大会獲得タイトル数を「18」に伸ばしたジョコビッチは最低でもあと2週間は世界ナンバーワンの座を維持することが確定し、これにより彼が首位で過ごす期間は合計311週に達することになった。つまりジョコビッチは、ロジャー・フェデラー(スイス)が持つ310週というATP(男子プロテニス協会)の記録を塗り替えて歴代トップに立つことが決まったのだ。

 ナダルは準々決勝で敗れたあと2位の座に留まったが、4回戦敗退に終わったドミニク・ティーム(オーストリア)はグランドスラム大会で2度目の決勝進出を果たしたメドベージェフと入れ替わって4位に下がった。

 男子のトップ10はそれ以外に変動はなく、39歳のフェデラーは昨年のオーストラリアン・オープンを最後にツアー公式戦に出場していないにもかかわらず5位の座を保持した。2度に渡る右膝手術からの回復過程にあるため全豪を欠場したフェデラーは、3月のツアー復帰を予定している。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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