ケイレンに見舞われたメドベージェフが足を引きずりながらも3回戦を突破 [マイアミ・オープン]
第2セットで5-2とリードしたメドベージェフは、3つのマッチポイントを握りながら試合を終わらせることができなかった。その1時間後も彼はまだプレーしており、気温が30度を超えて湿気もあったその午後に彼はその代償を払わされた。
メドベージェフは第3セットでブレークを果たして4-3とリードしたが、そのころまでにはまともに歩けず走ることもままならない状態だった。ラリーを短くするために彼はリスクの高いショットを打ち始め、多くのポイントを奪って2時間半で試合を締めくくった。
最後のポイントでポプリンがバックハンドをミスしたあとにメドベージェフは笑みを浮かべ、足を引きずりながらネットまで歩いたが直ぐに苦痛で顔をしかめた。
次のラウンドでメドベージェフは、第16シードのドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を1-6 7-5 6-3で破って勝ち上がったフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。彼にはその試合に向けて、回復するために2日間を費やすことができる。
第18シードのジョン・イズナー(アメリカ)は一度もブレークポイントを手にすることができなかったが、とにかく試合には勝った。それはビッグサーブが武器で長身のイズナーにとって、ある意味で典型的な出来事だった。
試合を通して16本のサービスエースを放ったイズナーは、第11シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に7-6(5) 7-6(5)で競り勝った。
これによりイズナーは、マイアミでオジェ アリアシムに対して4セット連続でタイブレークを制したことになる。というのもふたりは2019年大会の準決勝で顔を合わせ、イズナーが7-6(3) 7-6(4)で勝っていたのだ。
イズナーは4回戦で、第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。バウティスタ アグートはこの日、第31シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に4-6 6-3 6-2で挽回勝ちをおさめた。
そのほかの試合では第21シードのヤニク・シンネル(イタリア)が第14シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 7-6(2) 6-4で、第22シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)がキャメロン・ノリー(イギリス)を6-4 3-6 6-1で、第32シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-4 6-4で、エミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)はミカエル・イーメル(スウェーデン)を4-6 6-1 7-5で下し、それぞれ16強入りを決めた。
4回戦ではシンネルがラウスビュオーリと、フリッツはブブリクと対戦する。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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