メドベージェフが暑さを乗り越えティアフォーに勝利し準々決勝へ [マイアミ・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア/奥)とフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月24日~4月4日/賞金総額429万9205ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-4 6-3で倒した。

 この結果でメドベージェフはツアー本戦でのティアフォーとの対戦成績を4戦全勝とし、獲得セット数でも10対1とリードした。

 マイアミ・オープンのこの日の気候はかなり厳しいもので、試合後のティアフォーは握手のためにネットまで歩いていくのに必要なエネルギーさえ持っていないように見えた。

「僕らはふたりとも本当に疲れていたと思うけど、それでも僕らは素晴らしいショーを見せたと思うよ。僕は今日の自分のパフォーマンスに満足しているんだ」とメドベージェフは語った。

 ティアフォーは2019年にマイアミで8強入りしたが、今回もそれを繰り返すことはできなかった。そしてそれは、ジョン・イズナー(アメリカ)にとっても同じだった。

 第18シードのイズナーは第3セットのタイブレークでマッチポイントを迎えたが決めきれず、第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に3-6 6-4 6-7(7)で惜敗した。

 これはイズナーにとって、2017年以降のマイアミでもっとも早期の敗退だった。彼は2018年にキャリア最大のタイトルを獲得し、2019年には決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に敗れはしたが準優勝を飾っていた。

「イズナーと対戦の対戦はいつも難しくなるんだ。彼はビッグサーブの持ち主で、ベースラインからもフォアハンドで非常にパワフルなショットを打ち込んでくるからね。簡単には勝てないんだよ」とバウティスタ アグートはコメントした。

 バウティスタ アグートは準々決勝で、メドベージェフと対戦する。3回戦の試合中に猛暑の中で脚にケイレンを起こしたメドベージェフはこの日、11本のサービスエースを決めるなど消耗した兆しをまったく見せなかった。

 4回戦に臨んだ地元勢では、第22シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)もまたイズナーと同じく競った試合で第32シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)に7-6(6) 3-6 4-6で敗れた。

 試合後に「今日はサービスがうまくいったよ」と話したブブリクは次のラウンドで、エミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第21シードのヤニク・シンネル(イタリア)と対戦する。(APライター◎ティム・レイノルズ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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