ナダルがフルセットで錦織を退け準々決勝へ [バルセロナ・オープン]

同大会で最多記録更新となる12度目の優勝を目指すナダルは第1セットを圧倒的強さで取った時点では勝利に向けて突き進んでいるように見えていたが、錦織がいくつかの見事なネットプレーを見せるなどしてセットオールに持ち込んだ。
第3セットで2度のブレークに成功したナダルは、スピンの効いたフォアハンドをダウン・ザ・ラインに打ち込んで2本目のマッチポイントをものにした。
前週のモンテカルロではアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にフルセットで敗れてベスト8に終わったナダルは、今も自分のベストのテニスを取り戻そうと模索している。彼は水曜日に行われたバルセロナの初戦でも、世界ランク111位で予選から勝ち上がってきたイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)にフルセットを強いられていた。
ナダルは次のラウンドで、キャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは第8シードのダビド・ゴファン(ベルギー)が第2セット途中で負傷により棄権したため、試合を最後まで戦うことなく3回戦を勝ち上がっていた。
バルセロナに2年ぶり9度目の出場となった31歳の錦織は、ナダルがケガと戦っていた2014年と15年に2連覇を達成していた。
センターコートではナダルの試合に先立ち第3シードのルブレフがアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-4 6-7(4) 6-4で、モンテカルロ決勝でルブレフに勝ってマスターズ初制覇を果たした第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は第14シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5 6-3で下し、それぞれ8強入りを決めた。
そのほかの試合では第4シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、第10シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第11シードのヤニク・シンネル(イタリア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではチチパスがオジェ アリアシムと、ルブレフがシンネルと、シュワルツマンはカレーニョ ブスタと顔を合わせる。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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