ナダルがノリーをストレートで退け12回目の優勝に向けて前進、ベスト4が出揃う [バルセロナ・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・バルセロナ/4月19~25日/賞金総額170万2800ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がキャメロン・ノリー(イギリス)を6-1 6-4で退け、同大会で自身の記録を更新する12回目の優勝にあと2勝と迫った。

 第1セットを奪ったナダルは第2セットでもリードしていたが、ノリーがブレークバックに成功して4-4に追いついた。しかしノリーは次のゲームをキープすることができず、続く2ゲームを連取したナダルが準決勝進出を決めた。

「第1セットではスピンの効いたショットでボールを動かし、いいプレーができていたと思うよ。でも第2セットに入ってから少し勢いを弱めてしまった…。明日はこうならないように気を付けくちゃね」とナダルは振り返った。

 前週のモンテカルロではアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にフルセットで敗れてベスト8に終わったナダルは、今も自分のベストのテニスを取り戻そうと模索している。彼は世界ランク111位で予選から勝ち上がってきたイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)との初戦に続き、日本の錦織圭(日清食品)に対する3回戦でフルセットの戦いを強いられていた。

 ナダルは次のラウンドで、第4シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)との接戦を6-4 3-6 7-5で制して勝ち上がった第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦する。シュワルツマンは第3セットで5-2とリードしていたが、カレーニョ ブスタが最後の5ゲームを連取して逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合ではモンテカルロ決勝でルブレフに勝ってマスターズ初制覇を果たした第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第10シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3 6-3で、第11シードのヤニク・シンネル(イタリア)は第3シードのルブレフを6-2 7-6(6)で下し、勝ち上がった両者の準決勝での対戦が決まった。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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