ナダルがローレウス世界スポーツ賞の年間最優秀男子選手賞を受賞、35歳目前も引退の文字は頭になし

写真はローレウス世界スポーツ賞の年間最優秀男子選手賞を受賞したラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

35歳の誕生日まで1ヵ月もないラファエル・ナダル(スペイン)は、引退についてはまったく考えていないという。4度目のローレウス世界スポーツ賞を受賞したあと、木曜日にビデオカンファレンスで話したナダルはあと何年プレーしたいかと尋ねられた。

「質問をありがとう。でも見当がつかないよ。自分の未来を予測することはできない。そんなことを心配してはいないんだ。その日がきたときには、自ずと知ることになるだろうね」とナダルは答えた。

 その日がどのようなものなのかについて、ナダルは「もはや戦い続けることができないと感じたとき、或いはかつてのレベルで競い合うことを楽しめなくなったと感じたとき」にそうなるだろうと説明した。

 スペイン・セビリアで行われたデジタル表彰式で年間最優秀男子選手賞の栄誉を受けた彼は、ローレウス賞に選出されたテニス界唯一の人物ではなかった。大坂なおみ(日清食品)が年間最優秀女子選手賞に、そしてビリー ジーン・キング(アメリカ)は生涯功労賞を受賞したのだ。

 他の受賞者の中にはフォーミュラ1の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトン(イギリス)、リヴァプールFC所属のサッカー選手であるモハメド・サラー(エジプト)などがいた。

 マドリッド・オープンに出場中のナダルは2006年の年間最優秀成長選手賞、2011年の年間最優秀男子選手賞、2014年の年間最優秀復帰選手賞に続き、4度目の受賞となった。

 今回の受賞は彼がグランドスラム大会優勝回数でロジャー・フェデラー(スイス)の「20」に並ぶことになった昨年10月の記録的13回目のフレンチ・オープン優勝を評価されてのものだった。彼は5月30日に開幕する今年のロラン・ギャロスでタイトルを防衛すれば、この記録で単独トップに立つことができる。彼は6月3日に35歳の誕生日を迎える。

「タイトルや数字が僕の目標を妨げることはない。僕の目標は進み続けることだ。僕は変わらずやる気に満ちている。パリでもう一度勝つチャンスを自分自身に与えたい。どうなるか見てみようじゃないか」とナダルは語った。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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