選手たちが大坂に救いの手「我々はなおみを必要としている」とモンフィス
グランドスラム大会を7度制した40歳のビーナスは火曜日の1回戦で敗れたあと、「間違いなく、誰にとってもプレスに対応するのは容易なことではないわ」と話した。
自らのプロキャリアを通してどのように対処してきたかと尋ねられたビーナスは、「あくまで個人的な私の対処法は、私に質問をしてくる人たちは誰も私ほどうまくプレーできないし将来的にも決してそうできないと分かっているから、誰が何と言おうと何を書こうと私に何の教えも影響も与えない(つまりどうでもいい)という(スタンスでいる)こと。私はそうやって対処しているの。でも人によってそれぞれ対処の仕方は違うわ」と答えた。
他の者たちは、彼女がSNSで自らの個人的ストーリーを率直に提供したことを称えた。
「難しいわ。当人たちがどれだけ外に見せようと決めていたとしても、その誰かが通り抜けている経験を本当の意味では誰も知らないもの。彼女についてはまったく知らなかったけど、彼女がオープンに明かしたことに敬意を表するわ」と20歳のアン・リー(アメリカ)は自分の試合に勝ったあとにコメントした。
「私たちの世代はどんどんオープンになってきているけど、それはいいことでもあり悪いことでもあるの。彼女が大丈夫であるよう願っているわ」
また同じく火曜日に勝った34歳のガエル・モンフィス(フランス)は大会やツアーのオフィシャル、選手からファンまでテニス界の多くの人々が共有しているだろう気持ちを代弁した。
「我々はなおみを必要としている。我々には彼女が100%でいてくれることが必要なんだ。我々は彼女がコートに戻ってきてくれること、記者会見に戻ってくること、ふたたび幸せになってくれることを願っているんだよ」とモンフィスは語った。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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