ジョコビッチがベレッティーニを4セットで退けベスト4進出、次はナダルとの大一番 [フレンチ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-3 6-2 6-7(5) 7-5で振りきりベスト4に進出した。試合時間は3時間28分。

 第3セットのタイブレークで5-4として勝利まであと2ポイントと迫ったジョコビッチは自分のサービスからのポイントでアンフォーストエラーを犯して逆転されるとセットを失い、お互いにキープし合って迎えた第4セット6-5からのベレッティーニのサービスゲームで3本目のマッチポイントをものにして試合を締めくくった。

 ロラン・ギャロスに17年連続出場となる34歳のジョコビッチは、2016年の決勝でアンディ・マレー(イギリス)を倒して生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つのグランドスラムのすべてを制すること)を達成。秋に開催された昨年では決勝に進出したが、ラファエル・ナダル(スペイン)に0-6 2-6 5-7で敗れて準優勝に終わっていた。

 今年の大会でジョコビッチが勝つと、「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業を成し遂げることになる。

 この結果でジョコビッチは、ベレッティーニとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2019年11月に「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のラウンドロビン(グループ内総当たり戦)で初めて顔を合わせ、ジョコビッチが6-2 6-1で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でテニス・サングレン(アメリカ)を6-2 6-4 6-2で、2回戦でパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-3 6-2 6-4で、3回戦でリカルダス・ベランキス(リトアニア)を6-1 6-4 6-1で下し、4回戦は6-7(7) 6-7(2) 6-1 6-0 4-0となった時点で19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が棄権したため8強入りを決めていた。

 ジョコビッチは次のラウンドで、第3シードのナダルと対戦する。ナダルは準々決勝で、第10シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 4-6 6-4 6-0で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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