マレーが3時間51分の5セットマッチを戦い抜いて3回戦に進出 [ウインブルドン]

写真はアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の大会3日目の最終試合で、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)は34歳で2度に渡る股関節の大手術のあとでも5セットマッチに勝てるところを示して見せた。

 スコットランド・ダンブレーン出身のマレーは予選勝者のオスカー・オッテ(ドイツ)を6-3 4-6 4-6 6-4 6-2で倒し、一方的に自分を応援するセンターコートの観客たちを喜ばせて3回戦に駒を進めた。

 2013年に優勝してウインブルドン男子シングルスで77年ぶりのイギリス人チャンピオンとなったマレーは、2016年にもふたたび栄冠に輝いた。しかしそのあと彼は深刻なケガに悩まされ、ウインブルドンのシングルスでプレーするのは4年ぶりとなった。

 世界ランク151位でグランドスラム大会の本戦でプレーするのが6度目に過ぎなかったオッテに勝ったことは大きな殊勲とは呼べないが、この逆転勝利はマレーの食い下がる力を試すものだった。23時が迫る中でマレーがロブのウィナーで試合にケリをつけて両手を上げて勝利を祝ったとき、開始から3時間51分が経過していた。

 この結果でマレーは、5セットマッチでの戦績を25勝12敗とした。

「言うまでもなく疲れているよ。数回転んだしね。コートはかなり滑りやすかった。でもすべてを考慮すれば、大丈夫だ。気分はいいよ」と試合後のオンコートインタビューでマレーは話した。

 マレーは次のラウンドで、パブロ・アンドゥハル(スペイン)が棄権したため不戦勝で勝ち上がった第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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