ジュニアで栄冠に輝いた10年後にバーティが聖地で2度目のグランドスラム制覇、プリスコバはまたしても決勝で勝てず [ウインブルドン]

写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第8シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 6-7(4) 6-3で倒して栄冠に輝いた。試合時間は1時間56分。

 バーティがグランドスラム大会でタイトルを獲得したのは、2019年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で2度目となる。ウィンブルドンでは2011年にジュニアの部を制しており、10年を経て一般の部で頂点に立った。

 ウインブルドンに2年ぶり5度目の出場となった25歳のバーティは、前回開催された2019年のベスト16がこれまでの最高成績だった。世界ナンバーワンとして初めて臨んだグランドスラム大会で3試合を勝ち上がったが、4回戦でアリソン・リスク(アメリカ)に6-3 2-6 3-6で敗れていた。

 この結果でバーティは、プリスコバとの対戦成績を6勝2敗とした。今シーズンは4月にシュツットガルト(WTA500/クレーコート)の準々決勝で顔を合わせており、バーティが2-6 6-1 7-5で勝っていた。

 今大会でのバーティは1回戦でカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-1 6-7(1) 6-1で、2回戦でアンナ・ブリンコワ(ロシア)を6-4 6-3で、3回戦でカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-3 7-5で、4回戦で第14シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)を7-5 6-3で、準々決勝でアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を6-1 6-3で、準決勝では第25シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-3 7-6(3)で破って決勝進出を決めていた。

 元世界ナンバーワンで29歳のプリスコバは初のグランドスラム制覇を目指していたが、2016年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続いて準優勝に終わった。(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles