ホジキンリンパ腫と診断された1年後、USオープンに戻ってきたスアレス ナバロは初戦敗退

写真はカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)が第27シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)に2-6 4-6で敗れた。

 スアレス ナバロはホジキンリンパ腫と診断されたため、1昨年のUSオープン出場を断念していた。

 一時は世界ランク6位にまで昇ったことのあるスアレス ナバロは、昨年の9月に6ヵ月の抗がん剤治療と受けると発表した。それ以前に彼女は2020年シーズンを最後に引退する予定だったが、治療を終えてからフレンチ・オープンで復帰して1回戦で敗れていた。

 そのあとウインブルドンも初戦敗退に終わったが、東京オリンピックでは1勝を挙げていた。

 コリンズは次のラウンドで、ヘザー・ワトソン(イギリス)を6-1 6-4で破って勝ち上がったカーヤ・ユバン(スロベニア)と対戦する。

 一方で火曜日に初戦が行われる女子のトップハーフから、2人のシード選手が欠場した。第13シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)がケガにより、第27シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)は健康上の理由で棄権し、ラッキールーザーのシュテファニー・フェーゲレ(スイス)とグリート・ミネン(ベルギー)が代わりにプレーすることになった。

 オーストラリアン・オープン準優勝者で昨年のUSオープンで4強入りしたブレイディはシンシナティでオスタペンコに対する2回戦を第2セット途中でリタイアして以来、公式戦でプレーしていない。彼女のケガの状態について、全米テニス協会(USTA)は詳しく説明しなかった。

 男子では2008年オーストラリアン・オープン準優勝者のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が右脚のケガのため、1回戦の直前に棄権を決めた。ツォンガの代わりにラッキールーザーとしてプレーした日本の杉田祐一(三菱電機)は、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に3-6 2-6 2-6で敗れた。(C)AP(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles