ロジャーズがソーシャルメディアに問題提起「私は決してネガティブなものから逃げない」
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の大会9日目は、ボトムハーフ(ドローの下半分)の男女シングルス準々決勝などが行われた。
シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)が月曜日の女子シングルス4回戦で敗退したあとに自身のSNSを通して「900万通の死の脅迫を予想している」とコメントしたとき、彼女はかなり誇張していた。それでも彼女は、ソーシャルメディアによる暴力は存在すると知らせたかったのである。
ロジャーズは予選勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)に2-6 1-6で敗れた試合後の記者会見で、この問題を提起した。
前のラウンドで第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を倒す番狂わせを演じていたロジャーズだったが、月曜日の試合ではまったくプレーが冴えず11ゲームを連続で落とした。
火曜日にSNSを更新したロジャーズは、自分の気持ちを改めて打ち明けることで議論を求めた。
「やや誇張したコメントが強調されたましたが、それは私の意図するところではありませんでした。私はいつも、プレスに正直に答えようとしています。私が受けている多くのポジティブなサポートは、オンラインでの虐待行為の影を大いに薄くしています。でもそのような行為が存在することを認識し、準備をして対処できるようにすることが重要だと思います」とロジャーズは綴った。
「私は決してネガティブなものから逃げようとはしません。それがソーシャルメディア/ギャンブル/スポーツの現実です。でも私たちはそれを白日の下にさらし、そのようなものにどうやって打ち勝つかを教え合えるかもしれないと思います」(APライター◎ブライアン・マホニー/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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