ベルギーが0勝2敗から挽回してボリビアに勝利、来季のファイナルズ予選に進出する8ヵ国が決定 [デビスカップ]

写真は2015年デビスカップ・ワールドグループ決勝でのルベン・ビーママンズ(ベルギー)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のワールドグループⅠ「ボリビア対ベルギー」(9月18、19日/パラグアイ・アスンシオン/クレーコート)で第1シードのベルギーが0勝2敗の劣勢を覆し、ボリビアを3勝2敗で倒した。

 初日のシングルス2試合を落として苦境に立たされたベルギーはサンダー・ジレ/ヨラン・ビリゲン(ベルギー)がダブルスに勝って1勝目を挙げると、続くシングルスでデビスカップでデビューを果たした26歳のミハエル・ゲールツ(ベルギー)とベテランのルベン・ビーママンズ(ベルギー)が勝利をおさめて来季のファイナルズ予選進出を決めた。

 ベルギーがデビスカップで0勝2敗から挽回して勝ったのは、初めてのことだった。

 第2シードのアルゼンチンはエースのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が躓いたことで初日を1勝1敗で終えたが、ホームのブエノスアイレスでベラルーシを4勝1敗で退けた。前日に予想外の敗戦を喫したシュワルツマンがこの日はアレクサンドル・ズジロフスキー(ベラルーシ)を6-1 6-2で下し、アルゼンチンの勝利を確定させた。

 敵地モンテビデオに乗り込んだ第4シードのオランダは、ウルグアイに対して4勝0敗で勝利を決めた。ウルグアイはケガのため、自国のトッププレーヤーであるパブロ・クエバス(ウルグアイ)を起用できなかった。

 そのほかの対戦では第8シードのブラジルがジュニーエでのレバノンに対するアウェー戦を4勝0敗で制し、ルーマニアはホームのクルジュ ナポカで第10シードのポルトガルを3勝1敗で破った。

 ワールドグループⅠで勝った12ヵ国のうちランキング上位8チームが2022年のファイナルズ予選に進出し、そこで16ヵ国によるファイナルズへの出場権を目指して戦うことになる。従ってベルギー、アルゼンチン、日本、オランダ、ブラジル、韓国、スロバキア、フィンランドの8ヵ国がその権利を手にした。

 残り4チーム(ウクライナ、ペルー、ルーマニア、ノルウェー)は11月にワールドグループⅠ予選を戦い、勝った2チームが2022年ファイナルズ予選に駒を進める。このラウンドで敗れた12ヵ国は翌年に予選システムに入れることを期待し、2022年のワールドグループⅠプレーオフに臨むことになる。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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