ムグルッサら4人がベスト16進出、元女王クライシュテルスはダブルスも初戦敗退 [シカゴ秋季クラシック]

写真はUSオープンでのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「シカゴ秋季テニス・クラシック」(WTA500/アメリカ・イリノイ州シカゴ/9月27日~10月3日/賞金総額56万5530ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が21歳のアン・リー(アメリカ)を6-4 6-4で退けベスト16に進出した。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ムグルッサはこの試合が初戦だった。

「シカゴは“風の街”と言われるほど風の強い都市だから、難しい試合だったわ。とにかく考え方をコントロールして、難しいことはわかっているからそれほどイライラすることはないけどね。6-4 6-4だけど、厳しい試合だった。この状況だから、あまり差がなかったと思う。でも私は2セットとも5-4からのサービスゲームで落ち着いてプレーし、何とか締めくくることができたから満足よ」とムグルッサは振り返った。

 この日はほかにも2回戦が3試合行われ、初戦をプレーした第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と第7シードのエリース・メルテンス(ベルギー)がストレート勝利をおさめ、第10シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)は接戦を制して16強入りを決めた。

 ジャバーがシェイ・スーウェイ(台湾)を6-1 6-0で、メルテンスがデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-1 6-3で、コリンズは日本の土居美咲(ミキハウス)を4-6 6-3 7-5で倒した。

 1回戦に臨んだシード勢は第11シードのアネット・コンタベイト(エストニア)、第13シードのタマラ・ジダンセク(スロベニア)、第14シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第16シードのジル・タイヒマン(スイス)が勝ち上がったが、第15シードのカミラ・ジョルジ(イタリア)はエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)に4-6 2-6で敗れた。

 ダブルスではマグダレナ・フレッヒ/カタジーナ・カバ(ともにポーランド)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキム・クライシュテルス/キルステン・フリプケンス(ともにベルギー)を6-4 6-2で下し、2回戦に駒を進めた。

 グランドスラム大会を4度制した実績を持つ元女王のクライシュテルスは、月曜日に行われたシングルス1回戦でシェイにフルセットの末に惜敗していた。これは彼女にとって、1回戦敗退に終わった2020年USオープン以来となる公式戦だった。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加された。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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