アザレンカが3度目の優勝に王手、バドーサはジャバーを倒して決勝進出 [WTAインディアンウェルズ]

写真はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月6~17日/賞金総額876万1725ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第27シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が第24シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に3-6 6-3 7-5で競り勝ち5年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。

 元世界ナンバーワンのアザレンカは出産前の2012年と16年にインディアンウェルズでチャンピオンに輝いており、決勝で勝てば女子では大会史上初の3度目のタイトル獲得となる。

 第1セットを落としたアザレンカは第2セットでも先にブレークされていたが、劣勢を覆して逆転勝利をおさめた。第3セット5-6と追い込まれたオスタペンコは3つのブレークポイントを手にして決着をタイブレークに持ち込むかに見えたが、最後までサービスゲームで安定していたアザレンカが試合を締めくくった。

 第3セット6-5のブレークポイントをひとつ凌いだプレーについて、「あれ以上勇敢になれるかしら? 私は頭の中で、どこかでドロップショットを使おうと思っていたの。完璧なタイミングを選んだわ」とアザレンカはコメントした。

 もうひとつの準決勝では第21シードのパウラ・バドーサ(スペイン)がわずか81分しかかけずに第12シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-3 6-3で退け、WTAツアーでキャリア2度目の決勝進出を決めた。バドーサがトップ20の選手を倒したのは、今大会で4度目となる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となり、2021年大会は3月から延期されて史上初めて秋に開催されることが決まっていた。今大会ではウイルス対策のため、観客の入場を制限して行われている。(APライター◎ベス・ハリス/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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