ディフェンディング・チャンピオンのルブレフが2019年決勝カードの2回戦でマナリノに敗れる番狂わせ [クレムリン・カップ]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「VTBクレムリン・カップ」(ATP250/ロシア・モスクワ/10月18~24日/賞金総額77万9515ドル/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、アドリアン・マナリノ(フランス)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を5-7 7-6(4) 6-3で倒す番狂わせに成功した。

 第2セット5-3から3ゲームを連取されたマナリノは5-6からのサービスゲームでマッチポイントを握られたが、ルブレフが放ったバックハンドのダウン・ザ・ラインがネットにかかってピンチを切り抜けた。この試合は2019年決勝カードのリマッチで、前回はルブレフが勝っていた。

「2年も経てば、状況は完全に違っている。僕たちはふたりとも上達したけど、アンドレイは僕よりもずっとよくなった。相手が自分より優れていても、試合では何が起きてもおかしくないんだ。今日の僕は少しばかりラッキーだったけど、自分のパフォーマンスには本当に満足しているよ」とマナリノは試合後にコメントした。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ルブレフはこの試合が初戦だった。マナリノは次のラウンドで、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)を6-2 6-1で破って勝ち上がったリカルダス・ベランキス(リトアニア)と対戦する。ベランキスは予選決勝で敗れたが、ラッキールーザーとして本戦入りしていた。

 そのほかの試合では第2シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)が予選勝者のイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)を6-4 6-3で、ペドロ・マルチネス(スペイン)が第4シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を6-3 6-4で、ジル・シモン(フランス)はマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 6-2で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではカラツェフがシモンと、マルチネスは前日に勝ち上がりを決めていた第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と顔を合わせる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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