シャポバロフの連覇を阻んだポールがATPツアー初優勝「これまでプレーした中でもっとも楽しい試合だった」 [ストックホルム・オープン]
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/18468/images/main_9f223c9f6f8965a2fc561f0779cd890c.jpg?w=850)
ATPツアー公式戦の「ストックホルム・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/11月7~13日/賞金総額71万1275ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で世界ランク52位のトミー・ポール(アメリカ)が第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-4 2-6 6-4で倒し、ATPツアーでキャリア初の優勝を果たした。
24歳のポールは3度目のマッチポイントで強力なファーストサーブからネット近くでフォアハンドのウィナーを決め、プロ人生最高の週を締めくくった。彼は決勝への過程で第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)、第8シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)らを破っていた。
つばを後ろに向けて帽子を被ったポールはディフェンディング・チャンピオンのシャポバロフに対して手にした12本のブレークポイントのうちふたつものにしたに過ぎなかったが、重要なひとつは第3セット4-4で訪れた。彼は0-40から体を伸ばしてバックハンドをダウン・ザ・ラインに打ち込み、ネットにいたシャポバロフはそれを返球することができなかった。
「デニスを倒すには僕のベストテニスが必要だった。これまでテニスの大会でプレーした中でもっとも楽しい試合だったよ」とポールはコメントした。
今週の活躍により、ポールは週明けに更新されるATPランキングで初めて40位台に浮上することが確実となった。2015年全仏ジュニアでチャンピオンに輝いたポールは、アメリカで将来を嘱望された選手だった。
「彼がこのような週を迎えるのは時間の問題でしかなかった」と2019年大会の覇者でディフェンディング・チャンピオンだったシャポバロフは勝者を称えた。
これに先立ちダブルス決勝が行われ、サンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/アンドレス・モルテーニ(アルゼンチン)がイサムウルハク・クレシー(パキスタン)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)とのノーシード対決を6-2 6-2で制して今季2勝目を挙げた。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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