「コロナで取材を受けちゃダメだが、大会ルールに従ったのに犯罪者扱いは残念」ジョコビッチについてマッケンローが吠える!
アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」に出演したジョン・マッケンロー(アメリカ)が、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の問題について怒りをぶちまけた。
「この12日間に起きたことはまったくのジョークだよ。終わり方が残念だった。裁判の様子をライブで見たよ。まったくメチャクチャだ! 彼がワクチンを接種しないと決めて、オーストラリア当局が“ワクチンを接種しないと入国できない”と発表したら、それで話は終わり。白黒はっきりしていたはずだ」
「彼は自分のことを決める権利がある。彼は自分を信じる気持ちがかなり強いんだ。オーストラリアン・オープンで9度優勝している男だ。俺には勝てない。俺はグランドスラム7度だけど、彼は20回も優勝している。その違いは、今回のようにリスクを犯してオーストラリアへ行こうという強い意志があるからだ」
「ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の記録を追い抜こうという男なんだ。“ワクチンを受けないけど、できるだけのことはやる”という姿勢だったはず。でも昨年のUSオープンのあとに、ワクチンを接種しないとオーストラリアン・オープンに出場できないことが発表された。俺も参加したレーバー・カップではステファノス・チチパス(ギリシャ)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が当時ワクチンを接種していなかった。でも、そのあとにちゃんと接種している。その間、ノバクは何をしていたんだ? プレーしないと決めたのか? 大会がルールを変えるのを待っていたのか? 彼に是非とも聞きたい質問だね」
「これは推測だが、彼は元々プレーするつもりがなかったのに突然コロナに感染したことでワクチン免除で出られることになったんじゃないか? オーストラリアに到着してから出られないとは伝えないだろ?」
「しかしおかしなところもある。俺はノバクの大ファンだし尊敬もしている。でもコロナに感染していると知りながら記者との対面取材を受け、セルビアに戻った。それは許されることじゃない。まったくダメだ」
「政府と大会関係者がお互いに考えを共有していなかったのが残念だ。受け入れられない。何が起きているのか、皆わかっていたはずだろ? だから皆が怒っているんだ。それにもかかわらず、ワクチン免除を承認した。許されることじゃない。冗談だろ?」
「ただし、彼は自分の勝手なルールではなく、オーストラリアン・オープンのルールに従ってワクチン免除の権利を得た。2人のレジェンドを倒そうとしていたのに、今は犯罪者のように扱われているのが残念だよ」
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
-
2022-01-17
「ジョコビッチは3年間入国禁止。今後入国するのも簡単ではない」オーストラリア内務大臣のアンドリューズ氏
-
2022-01-30
オーストラリアン・オープン2022|トーナメント表
-
2022-01-17
ナダルが公式戦復帰後マッチ4連勝、コルダは第12シード撃破で2回戦へ [オーストラリアン・オープン]
-
2022-01-17
ロラン・ギャロス女王クレイチコバらが2回戦へ、17歳ガウフはワン・チャンにストレート負け [オーストラリアン・オープン]
-
2022-01-17
「年下との対戦は難しいけど、自分がベテランのように感じて楽しめるようになった」1回戦突破の大坂なおみ [オーストラリアン・オープン]
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-04-30
本戦がスタート、内島萌夏ら日本勢4人がシングルス初戦を突破 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-03
元ジュニア世界2位、17歳の齋藤咲良が5月1日からプロテニス選手としてのキャリアをスタート
-
2024-05-05
6年ぶりの決勝を制した内島萌夏が大会初優勝、ダブルスはリャン・エンシュオ/タン・キアンホェイがタイトルを獲得 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-03
日本勢は本玉真唯と内島萌夏がシングルスで準決勝に進出 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-04
東北大の飯田康介(4年)と内田結菜(2年)が優勝 [R6春季東北学生]