大坂なおみは鬼門の3回戦を突破できず、アニシモワにタイトル防衛を阻まれる [オーストラリアン・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で第13シードの大坂なおみ(フリー)は世界ランク60位のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)に6-4 3-6 6-7(5-10)で競り負け、タイトル防衛への挑戦が潰えた。試合時間は2時間15分。

 第3セット5-4のレシーブゲームで2本のマッチポイントを決めきれなかった大坂は、初めて経験する10ポイントタイブレークでは終始リードを許す苦しい展開を打開することがきなかった。

 大坂がグランドスラム大会で3回戦を戦ったのは17回目だったが、戦績は6勝11敗となった。連覇に挑んだ機会では昨年のUSオープンのほか、2年前の全豪でも同ラウンドで敗れていた。

 全豪に7年連続出場となった24歳の大坂は、2019年と21年にタイトルを獲得。昨年の決勝ではジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を6-4 6-3で下し、4度目のグランドスラム制覇を果たした。

 両者は今回が初対戦。20歳のアニシモワは今季開幕戦のひとつだったメルボルン(WTA250/ハードコート)で5試合を勝ち抜き、2019年4月のボゴタ(WTAインターナショナル/クレーコート)以来となるツアー2勝目を挙げて今大会を迎えている。

 今大会での大坂は1回戦で20歳のカミラ・オソリオ(コロンビア)を6-3 6-3で、2回戦では同54位のマディソン・ブレングル(アメリカ)を6-0 6-4で破って勝ち上がっていた。

 2021年シーズンの大坂は東京オリンピックを含む9大会でプレーし、18勝6敗の戦績を残した。大坂はこの大会で、キャリア初となる2連覇達成を目指していた。大坂は3回戦敗退で1870ポイントを失うことになるため大幅なランクダウンが確実となり、今後の大きな大会ではノーシードとして臨むことが予想される。

 アニシモワは次のラウンドで、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と対戦する。バーティは3回戦で、第30シードのカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-2 6-3で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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