今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月27～30日／ハードコート）の男子シングルス準決勝で第2シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）が第4シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）を7-6(5) 4-6 6-4 6-1で倒し、グランドスラム2大会連続優勝に王手をかけた。試合時間は2時間30分。

　グランドスラム大会でメドベージェフが準決勝を突破したのは、昨年のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）に続いてキャリア4度目となる。同ラウンドでの戦績は、4勝1敗となった。

　全豪に6年連出場となる25歳のメドベージェフは、昨年の大会で自己最高の準優勝をマーク。最後はノバク・ジョコビッチ（セルビア）に5-7 2-6 2-6で敗れたが、同年9月のUSオープンでは決勝でジョコビッチに6-4 6-4 6-4で勝ってグランドスラム初制覇を果たした。

　この結果でメドベージェフは、チチパスとの対戦成績を7勝2敗とした。全豪では昨年の準決勝で顔を合わせ、メドベージェフが6-4 6-2 7-5で勝っていた。

　今大会でのメドベージェフは1回戦でヘンリー・ラクソネン（スイス）を6-1 6-4 7-6(3)で、2回戦でニック・キリオス（オーストラリア）を7-6(1) 6-4 4-6 6-2で、3回戦でボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）を6-4 6-4 6-2で、4回戦でマキシム・クレッシー（アメリカ）を6-2 7-6(4) 6-7(4) 7-5で、準々決勝では第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）を6-7(4) 3-6 7-6(2) 7-5 6-4で破って4強入りを決めていた。

　メドベージェフは最終ラウンドで、第6シードのラファエル・ナダル（スペイン）と対戦する。ナダルは準決勝で、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ（イタリア）を6-3 6-2 3-6 6-3で下しての勝ち上がり。

　昨年11月に肘の手術を受けた23歳のチチパスは年頭の世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」（オーストラリア・シドニー／ハードコート）で復帰し、シングルスは2試合をプレーして1勝（相手の途中棄権）1敗の戦績で今大会を迎えていた。（テニスマガジン）