ジョコビッチをコーチとして長年サポートしたバイダ氏がふたたびチームを離脱「永遠に感謝し続ける」
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が自身のホームページに公開した声明文を通し、長年のコーチだったマリアン・バイダ氏と袂を分かつことを発表した。ジョコビッチは2006年からバイダ氏とともに働きグランドスラム大会で20勝を挙げたが、彼が不振に陥っていた2017年に一度離れて約1年後にふたたびチームに加入していた。
ホームページに公開された声明文では、ふたりが昨年末にイタリア・トリノで開催された「Nitto ATPファイナルズ」のあとにプロとしてのパートナーシップに終止符を打つことで同意していたことが述べられていた。
自身のSNSを更新したジョコビッチは、「何という旅だったことか、マリアン。15年だ! 君はもっとも重要で思い出深い瞬間を通し、僕の側にいてくれた。我々は不可能に思えることを成し遂げた。君の献身と友情に対し、僕は永遠に感謝し続ける。君は今後もずっと僕の家族であり、僕は君にいくら感謝してもしきれない」とバイダ氏に対する個人的な感情を表明した。
ジョコビッチは2019年からゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)をコーチとしてチームに迎えており、バイダ氏とイバニセビッチが一緒にジョコビッチをサポートしていた。イバニセビッチは変わらずジョコビッチのコーチを務め、他のチームメンバーも変わらない。バイダ氏が身を引く理由は、57歳の彼が家族とより多くの時間を過ごすことを望んでいるためだとされている。
ワクチン未接種だったためオーストラリアン・オープンに出場でなかったジョコビッチは先週のドバイで今シーズンをスタートしたが、準々決勝でイリ・ベセリ(チェコ)に敗れたことで世界ナンバーワンの座をダニール・メドベージェフ(ロシア)に譲り渡していた。
「自分の身体の主人は自分のみ」と言ってワクチンを接種しない決意を表明しているジョコビッチは、エントリーしてはいるが今のところワクチン接種を条件としているインディアンウェルズとマイアミの大会への出場が不透明な状態となっている。
写真◎Getty Images
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