マレーが残りシーズンの賞金をウクライナ援助のためユニセフに寄付「ウクライナの子供たちは今、平和を必要としている」
元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)が3月8日、ウクライナで戦争の影響を受けている子供たちを援助するため今年の残り期間に獲得する賞金をすべて寄付すると宣言した。
イギリスのユニセフ大使であるマレーは、医療と教育の援助により恵まれない子供たちを支援するチャリティ活動を行っている。
自身のツイッターを更新したマレーは「750万人以上の子供たちがウクライナで紛争激化の危険にさらされている。そのため僕はユニセフと協力し、緊急医療用品や幼児教育に必要な物品を提供する手助けをするため、UNICEF UK(ユニセフの英国委員会)と協力して現在働いている」とコメントし、「教育が継続されるのは非常に重要なことだ。そのためユニセフは避難民の子供たちが学習にアクセスできるようにし、また損壊した学校の立て直し、交換用の機材や家具の提供を支援する仕事に取り組んでいる」と説明した。
「僕はシーズンの残り期間の賞金を寄付するつもりだが、イギリスにいる誰もがこのリンクから寄付することでユニセフの人道的対応を支援することができる。ウクライナの子供たちは今、平和を必要としている」
マレーの声明が出されたのと同じ日、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)および国際テニス連盟(ITF)と4つのグランドスラム大会を運営するグループは、ウクライナに人道的支援を行うことを決定したという共同声明を発表した。彼らはさらにウクライナテニス連盟(UTF)をサポートするためそれぞれ10万ドルずつを出し合い、合計70万ドルを寄付する決断を下した。
これら7つの団体はまた、『テニス・プレー・フォー・ピース(平和のためのプレー)』キャンペーンを発足し、インディアンウェルズの大会中にウクライナへのサポートを示すために身に着けるリボンを選手たちに提供する予定だという。
写真◎Getty Images
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