前年覇者バドーサが16強入り、次の相手フェルナンデスを警戒「彼女は女子テニスの未来であり現在」 [WTAインディアンウェルズ]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日9~20日/賞金総額836万9455ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第5シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が第32シードのサラ・ソリベス トルモ(スペイン)との同胞対決を7-6(4) 6-1で制してベスト16に進出した。

 6回連続のブレークで始まった第1セットをタイブレークの末に先取したバドーサはその要因について、いくつかの重要ポイントでアグレッシブにプレーしたことだと分析した。

「より攻撃的に戦わなければいけないとわかっていた。もっとウィナーを狙いにいかなければならないとね。サラは相手からエラーを引き出して勝つタイプの選手だから、簡単なことではなかったけど。打ちながらも、多くのミスを犯したくはなかったの。非常に戦略的な駆け引きだったわ」とバドーサは説明した。

「ぎりぎりの状態で余裕がないとき、特にフォアハンドを使ってもう少し攻めていくべきだとわかっていた。いくつかのポイントでそれを実行し、そのおかげて第1セットを取れたのだと思うわ」

 そして82分もかかった長いその第1セットを取ったあと、流れはバドーサに傾いた。

「第1セットでの彼女(ソリベス トルモ)は、本当にいいプレーをしていたと思うわ。彼女はファイターで、非常にタフな相手よ。私たちは互いをよく知り合っているから、その部分で難しかったかもしれないわね。私が打とうとすると、彼女はコースを読んでもういいポジションに移動していたから」とバドーサは試合を振り返った。

「今日の試合は非常に厳しいものだったから、踏ん張り抜いて勝つことができて本当にうれしいわ。すべてのラリーが長く、戦い続けなければならなかった」

 ディフェンディング・チャンピオンのバドーサは次のラウンドで、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-1 3-6 6-3で破って勝ち上がった第18シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と対戦する。

 次の相手となるフェルナンデスについて「彼女は大会に勝ったばかりで自信に満ちているわ。彼女は素晴らしい選手よ。彼女は若く、女子テニスの未来であり現在でもある。厳しい試合になるでしょうね」とバドーサは話し、気を引き締めた。

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写真◎Getty Images

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