ディミトロフがルードを倒し、得意のモンテカルロ・マスターズで4度目のベスト8進出

写真はグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-3 7-5で倒し、同大会で4度目のベスト8進出を決めた。

 世界ランク29位でここモンテカルロで2013年と15年に8強入りし、2018年には準決勝に進出した実績を持つディミトロフは、試合を通してアグレッシブなストロークでベースラインからラリーの主導権を握り続けた。

「試合を本当に楽しみにしていたんだ。適切なプレーをすれば、いいことが起こるだろうとわかっていたからね」とディミトロフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「キャスパーはどのサーフェスでも本当に素晴らしいプレーヤーだ。これだけ若い年齢で、何度も何度もそれを証明してみせている。僕はこの対戦で、自分がフィジカル的にもメンタル的にどの位置にいるか見たいと思っていたんだ。とにかくプレーと試合を楽しんだよ」

 今大会にノーシードで臨んでいるディミトロフは第15シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)が第2セットの途中で棄権したこともあって比較的楽に1回戦を突破し、2回戦では2019年大会準優勝者のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)をフルセットで退けていた。

「ハードからクレーへのサーフェスの変わり目だから、モンテカルロの週は毎年いつも難しいんだ。だから練習であまり自分に厳しくし過ぎないようにしているよ。僕はただ、シンプルなことをやっている。ここまでのところ、とてもうまくいっているよ」

 ディミトロフは準々決勝で、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-6(2) 6-2で破って勝ち上がった第11シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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