「このテープとリボンが平和の象徴」アメリカに敗れたウクライナ選手たちの思い [ビリー ジーン・キング・カップ]
多くのウクライナファンが詰めかけ「アメリカにいるのにホームにいるような雰囲気だった」とザワツカは振り返った(Getty Images)
現在ロンドンに住むサブチュクはドネツクで生まれ育ち、父は“自分の家だから”今も母国に残っているという。親戚は地下シェルターで長時間過ごしているそうだ。
ダブルスに出場したキッシャノックは侵攻が始まってからウクライナを脱出し、両親とともにキーフからモルドバへ移動するのに31時間もかかったという。今大会、出場機会のなかった双子の妹・キッシャノックは侵攻の直前に夫とキーフからカリフォルニアへ移動していたが、体調不良に見舞われた。
「家族が安全な場所へ避難するまで2日間は地獄で、パニック障害になった。40分も体の震えが止まらないなんて初めてのこと。深呼吸する以外に対処法がわからなかった。私たちがいま経験している悲しみに慣れてはいけない。そして他国の人々に同情して欲しくない。そうではなく、自由と人権を求めて私たちとともに戦い、強くあって欲しい」
アッシュビルでともに1週間を過ごした両国の選手たちは最後の夜に打ち上げを行い、翌日からまたそれぞれがツアーで戦う場所へ旅立っていった。
写真◎Getty Images
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