「このテープとリボンが平和の象徴」アメリカに敗れたウクライナ選手たちの思い [ビリー ジーン・キング・カップ]

アシュビルのコートに描かれたウクライナカラーのリボンとその上に散らばるアメリカカラーのテープ(Getty Images)



ウクライナを下したアメリカ代表チーム(左からジェシカ・ペグラ、アリソン・リスク、シェルビー・ロジャーズ、キャシー・リナルディ監督、デザレー・クラブチェク、エイジア・ムハメッド(Getty Images)

 世界ランク201位のザワツカに敗れた同46位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)は言う。

「試合を通してウクライナの闘争心を感じた。特別なもので、プレーするのは簡単じゃなかった。このような状況にも負けなかったアメリカ代表チームを誇りに思う」


アメリカに敗れたウクライナ代表チーム(左からリューメラ・キッシャノック、カタリナ・ザワツカ、ナディヤ・キッシャノック、オルガ・サブチュク監督、ダイアナ・イエストレムスカ)(Getty Images)

 ザワツカは、ロシアやベラルーシの選手から“ウクライナ側が発信している残虐行為の情報はフェイクニュースだ”と言われたという。

「ウクライナで女性や子供たちが殺されているのだから、一般のロシア人も嫌な思いをすべきだと思う」

 ウクライナのオルガ・サブチュク監督は、テニス界がロシア人選手に対してもう一段階厳しい措置を取るべきだと主張する。

「ロシアのマクドナルドで働く人は制裁のために仕事を失っているのに、どうしてテニス選手だけは許されているの?」

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写真◎Getty Images

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